橋梁補修
RENOVATION
コンクリート橋 補修・補強工事
コンクリート橋
補修・補強工事
本工事は、建設後44年を経過する海上橋における、塩害と中性化の複合劣化に対する補修・補強工事です。補修工事として断面修復工および含浸剤塗布工、補強工事として炭素繊維シート貼付工、外ケーブル補強工を実施しました。
PC鋼材の破断が確認されたプレキャストセグメント箱桁橋の補強工事です。補強にあたっては、外ケーブル補強工法を用いて、PC鋼材の損傷が進行した場合にも耐えるように「待ち受け構造」としています。
炭素繊維やガラス繊維、アラミド繊維等の繊維を貼り付けて、コンクリートの補強、あるいは剥落を防止する工事として実施されます。(写真はPC箱桁の床版部炭素繊維シート補強)
高架橋などでコンクリート片が落下するなど、第三者被害が予想される箇所で、コンクリート表面を被覆してかけらが落下することを防止する工事です。(写真は塗膜タイプの剥落防止)
現況で耐荷力の不足が認められる場合に、これを補うために外ケーブルを設置、緊張して、主に曲げ耐力を補強する工事です。(写真はPC箱桁橋の内部にケーブル配置)
既設の断面で不足している主鉄筋やループ筋を、鉄筋コンクリート断面の増厚によって補強する工法です。(写真はRC橋脚の耐震補強工事)
既設の断面で不足している主鉄筋やループ筋を、鉄筋コンクリート断面の増厚によって補強する工法です。(写真はRC壁式橋脚の耐震補強工事)
既設の断面で不足している主鉄筋やループ筋を、外周に設置した補強鋼板によって補強する工法です。曲げ耐力が不足する場合は、アンカーボルトでフーチングと鋼板とを連結して、曲げ耐力を向上させます。(写真はラーメン橋脚)
鋼橋の疲労補修工事
大型車の通行荷重によって、溶接部をはじめ力が集中する箇所に起こる金属疲労の損傷を補修する工事です。疲労によるクラックの進展の抑止や、溶接部の形状の成形、部材の交換等を行います。(写真は鋼製門形橋脚の隅各部補強)
大型車の通行荷重によって、溶接部や力が集中する箇所に起こる金属疲労の損傷を補修する工事です。(写真は円柱式鋼製橋脚の隅各部補強)
大型車の通行荷重によって、鋼製床版のリブ溶接部や応力が集中する箇所に起こる金属疲労の損傷を補修する工事です。溶接部の成型や部材交換を実施します。(写真は鋼床版損傷部Uリブの取替)
床版補修工事
既設の床版の下面に縦桁を設置し、床版を下から支えて床版支間を短縮することによって、既設床版に発生する応力を低減させる工法です。(写真は板桁橋の主桁間に縦桁を増設)
交通渋滞の絶えない交差点に、右折レーンを設けるための橋梁改良工事を実施しました。車線規制を行いながら、既設RC床版をプレキャストPC床版に取替えます。
床版を工場で製作したPC床版に交換する工事で、RC床版よりも強度があるため床版厚を薄くすることもできます。夜間規制だけで取替えることも可能です。
損傷したRC床版を場所打ちにより交換する工法です。既設の床版を撤去し、新たに床版を打設します。工費は安くなりますが、プレキャスト床版と比べて通行止めが必要になります。(写真は板桁橋のRC床版への打ち換え)
橋梁上部工の耐震補強工事
主に主桁同士を連結し、主桁が支承からはずれても落橋しない装置として設けられます。主桁腹板の両側に、ケーブル取付用のブラケットを設置します。ブラケットはPC鋼棒によって定着します。(写真はPCT桁橋)
主桁同士を連結し、主桁が支承からはずれても落橋しない装置として設けられます。主桁腹板の両側に、ケーブル取付用のブラケットを設置します。ブラケットは高力ボルトで設置します。(写真は鋼鈑桁橋)
主桁と橋台とを連結し、主桁が支承からはずれても落橋しない装置として設けます。主桁下のフランジに、ケーブル取付用の鋼製ブラケットを設置します。ブラケットは高力ボルトで設置します。(写真は鋼鈑桁橋)
主桁が地震時に異常に移動して支承から外れることがないよう、主桁の移動量を制限する目的で、変位制限装置をストッパーとして橋台上の主桁間や橋脚上、橋脚前面に設置します。
主桁と橋台に鋼製の突起を設置し、支承が損傷しても変位を制限できる装置とします。(写真は鋼鈑桁橋)
橋台にコンクリート製の突起を設置し、横桁部には衝突用の梁を設置して、地震時に支承が損傷しても変位を制限できる装置とします。(写真は鋼鈑桁橋)
桁掛かり長が不足している場合に、一般的な落橋防止装置として、下部工天端部をRC構造の縁端拡幅構造とします。(写真の上部工はPCT桁)
桁掛かり長が不足している場合に、一般的な落橋防止装置として、下部工天端部を鋼製ブラケット縁端拡幅構造とします。(写真の上部工はPCT桁)
支承取替工事
上部工をジャッキで仮受けして、既設の鋼製支承を撤去し、ゴム支承と交換します。ジャッキスペースがない場合には、ベントを設置することもあります。
上部工をジャッキで仮受けして、既設の鋼製支承を撤去し、ゴム支承と交換します。ジャッキは縁端拡幅を兼ねた鋼製のブラケットを設置して行うことが多い工事です。
腐食により機能が低下した支承だけを、現況と同じ形式の支承(写真は鋼製ローラー支承)と交換する工事です。現況の支承形式で問題ない場合や一部のみ損傷した場合に行われる工事です。(写真は鋼鈑桁橋)
現況の金属支承の復旧のために行われることが多い取替え方法で、腐食や損傷があるものを支承高の低いものに取替える工事です。現行の荷重に対応し、耐震性能も現行規定に合わせることができます。(写真は鋼鈑桁橋)
ノージョイント化工事
車輌走行性の改善、騒音低減、補修工事箇所の削減及び地震時の落橋対策として、既設の伸縮装置を撤去して床版を連続化します。
橋梁付属物補修工事
遮音壁は、道路走行車輌により発生する交通騒音を低減する手段として、高架部または土工部の側面に設置するものです。近隣への影響をより少なくする対策として、透光性のある遮音壁を施工することがあります。
橋桁や橋脚にブラケットを設置して、高速道路を規制しながら標識柱を設置します。(写真は高速道路入路の案内標識)
伸縮装置(ジョイント)は、ある程度の期間が経つと損傷したり、劣化する部品であり、交換する必要があります。この伸縮装置の補修や交換を行う工事です。
橋梁撤去工事
近接した場所での橋梁の新設や新橋への架け替えによって使用しなくなった橋梁を解体し、クレーンなどの重機や架設桁を用いて撤去する工事です。